Lady Bird

 

Vilniusの小さな映画館(Pasaka)で気になっていた映画を見た。本当は2月にアメリカで見たかったのだが、その時住んでいた場所から映画館までとっても行きにくかったのでそのときはあきらめたのだった。

私にとっては何一つ理解できない性格の主人公、社会、家族、宗教、文化。 たくさんのものが凝縮されていた。

ひとつひとつはわからずとも、共感できるところがあった。 まず、故郷を思うこと。レディバードにとっては思わず涙ぐむくらい懐かしくて安心してほっとできる場所である教会は、私にとってはなんだろう。

私は育った故郷を出るまでそこが大嫌いだった。閉鎖的で子どもたちはいつも世間体を気にしながら教師の機嫌を取って生きなければならなかった。でもそこから少しずつ距離をとって、新しい人、場所、価値観を出会った後、たまに帰ったときの山の稜線を見てなんて美しいところだろうと思う気持ちはたぶんレディバードが感じたものに近いと思う。彼女もそうであったように少し距離を置くと見えてくるものも感じ方も変わるんだろうな。

母と娘の関係も見どころがあった。 経済的に圧迫されることがどれだけ苦しいか分かるから、いっぱいいっぱいの母親のことがとても理解できる。娘は「お母さん」としての視野が先にくるけど母親も一人の人間だし苦しいどうしようという気持ちが伝わってきて母親が出てくるシーンでばかり泣いた。 不器用で、別れがうまくできないところは思い出しても涙が出る。

普遍的なものをあつかった映画で誰の心にも響くんじゃないだろうか。

文章下手すぎるのでのでそのうち書き直すかもしれない