Movie trip to Guatemala

今日は国立図書館(Martynas Mažvydas National Library of Lithuania)で映画を見た。

コーヒーやチョコレート、お酒などが自由に飲めるようになっていて国立図書館ともなると気前がいいなと思っていたが、グアテマラ大使館と協働したイベントだったらしく、おそらくふるまわれたものはすべてグアテマラ産。

映画のタイトルはLa Camioneta: The Journey of One American School Bus” (director Mark Kendall, 2012)。

Every day dozens of decommissioned school buses leave the United States on a southward migration that carries them to Guatemala, where they are repaired, repainted, and resurrected as the brightly-colored camionetas that bring the vast majority of Guatemalans to work each day. Since 2006, nearly 1,000 camioneta drivers and fare-collectors have been murdered for either refusing or being unable to pay the extortion money demanded by local Guatemalan gangs. LA CAMIONETA follows one such bus on its transformative journey: a journey between North and South, between life and death, and through an unfolding collection of moments, people, and places that serve to quietly remind us of the interconnected worlds in which we live.

4 October – 2 November: a glimpse at the history and culture of Latin American countries

映画は前の人の頭が邪魔でほとんど字幕が見えなかったので内容は何も言及できないのだが、アメリカで買い付けたバスをグアテマラまで乗って運ぶという発想にまず驚いた。こういうことに驚く時点で私はつくづく島国の人間なんだなと思う。内容は実際に働いている人たちのドキュメンタリーなんだと思うが、生活の様子も目にすることができた。日本人の思う経済的な「豊か」さはあまり画面上からうかがうことはできなかったが、街や生活の様子はなんとなくミャンマーに行った時のことを私に思い出させた。ミャンマーのGDP per capita (current US$)は1,275、グアテマラは4,146、リトアニアは14,879である(Worldbank 2016)。数値だけ見るとグアテマラのほうが「豊か」な感じがするが、自分の体験とこの映像を見る限り一概にそうとも言えない。また、イエスっぽい偶像のようなものと教会も出てくるのだが、それがイタリアのフィレンツェの坂の上にあった教会そっくりでびっくりした。2012年に行ってから今日まで一度も思い出すことなんてなかったのに急にその場所に行ったことを思い出したので面白い。また、スペイン語で話をしていたのだが別の国に行っても母国語で話ができるという体験ができるのは面白いことだなと思った。言語はアイデンティティのひとつでもある。日本語が母国語の別の場所へ行って異なる文化を持つ人と話ができたらとても面白いのに、と思う。

最後に映画鑑賞会自体の感想

印象的だったのは学生だけでなく、仕事終わりの会社員なども多かった点。日本語学校の学習者たちもそうだが仕事が終わるのが早いのでそのあとの時間を友人との時間に使ったり、個人的な学習の時間に使えるのはQOLが上がるので本当に素晴らしいと思う。