2012年から2016年までの間に私に起こったことを振り返る

タイトルを入れた瞬間に書く気持ちが失せた。
4年。4年と言えば日本における中等教育は修了できるし大学も卒業できる期間である。
新入社員として入社しても4年目は新人というよりむしろ少し仕事もまかせようかな、くらいの期間である。
ではその間私はなにをしていたのかというと勉強していたとしか言いようがない。

最初の投稿をした2012年の2月、私はたいして勉強もせず無職だった。というのもその2か月後に秋田県の某大学への社会人入学が決定していたからだ。まあ入学さえしてしまえばなんとかなるだろうとその時非常に楽観的に考えていた。そもそも私は勉強らしい勉強をしたことがなかったので勉強の仕方がわからなかった。

勉強の仕方がわからないっていったいどういうことだよと思うかもしれない。私が卒業した偏差値30代の高校では、試験前にこれ暗記したら40点取れるプリントという愛情たっぷりの試験予測問題を頂ける上に応用問題も出題されない。そもそも高校に通うのに塾や予備校に通うということもなく、なんとなく入学してなんとなく卒業できる人生の脳みその休息期間ともいえるような場所であった。
そのような場所を卒業してから短期大学に進学した私は全身全霊で学ぶことの楽しさを知った。
それまでの、中学校での教師の顔色をうかがいながら受ける授業とも、高校での知的発見がまるで皆無な授業とも違った。
本を読むことって、調べることってこんなに楽しくて奥が深くて自分はなんて小さな存在なのだろうと気づき、もっと学びたいと感じた。
就職してからもそれは変わらなかった。むしろ一般職であるがゆえに9割男性が採用される総合職と給与も違う上に、来客のために業務を中断してお茶入れをさせられるという経験をしてからは、「大学卒」にならなくてはという意識が強まっていくばかりだった。世の中は女に対する差別が顕在化しすぎていた。そしてそれらの不公平を自分で変えることができないうちは自分が変わるしかないのだった。